往々にして中小企業では、経営サイドからみたならば「社員が思うような働きをしてくれない」という不満があとを絶ちません。他方で働く側からは「経営者は何を考えているのかわからない」という愚痴が聞こえてきます。こうした状態を放置しておくことは、経営の側も働く側にとっても不幸なことです。
本来、組織が組織であるためには「共通の目的」・「協働の意志」・「コミュニケーション」の3要素が不可欠です。会社組織においてこの3要素が備わっていなければ、いくら経営の側が業績向上に向けて旗を振ってみても人は動きません。また、働く側も自立心を持って他人に言われる前に自律して行動し、状況に対して受身でいることを改めるという姿勢を堅持していなければ、組織を構成するに値しません。
私たちは、今日、多様化する価値観が社会に浸透して従来からの前提が通用しなくなっていると考えています。また、「人と組織」のあり方を単純に2項対立として捉えるのではなく、「人と組織の最適環境」を創り出すため、経営側と働く側の相互の協働(貢献意欲)が何よりも大切になっていると考えます。こうした「立場・観点・方法」でヒアリングを通してみなさまの抱えている課題の共有に努め、適時・適切なコンサルティングを実施していきます。